日本教育制度学会20周年記念出版『現代教育制度改革への提言』

目次
 

【上巻】

はじめに.................................................................................................................... 清水 一彦

 

序  章  教育制度学のすゝめ................................................................................ 桑原 敏明

 

第1章  教育制度の諸原理

第1節 教育制度における教育権論の課題と展望............................................ 佐藤 修司

1.     教育権論と内外事項区分論

2.     国家と国民、教師の関係性

3.     権限としての教育の自由

4.     教育の自由と選択・参加

5.     ネットワーク型ガバナンスとしての「国民の教育権」論

コラム1:いじめ問題等の解決に向けた日本の教育制度改革への提言......... 半田 勝久

第2節 教育の機会均等理念の課題―6・3・3制再考の意義を中心に......... 池田 賢市

はじめに

1.     文部省『民主主義』にみる教育観

2.     複線型を支える論理

3.     人間観の問題

4.     消費財としての教育のイメージ

5.     複線化への動き

まとめにかえて

コラム2:オランダ王国憲法に見る「教育の自由」の保障................................ 澤田 裕之

 

第2章  初期教育制度

第1節 子どもの権利保障から見た初期教育制度の課題................................ 秋川 陽一

1.     本稿の目的

2.     初期教育制度と子どもの人権保障

3.     初期教育制度改革におけるネットワーク化とオープン・ガバナンス

4.     現代の「初期教育制度」改革の課題

第2節 幼児教育義務化論.................................................................................... 藤井穂高

はじめに

1.     わが国の幼児教育義務化論の論点

2.     フランスの保育学校の就学保障と義務化法案

3.     スイスの幼児学校の義務化と柔軟化

おわりに

第3節 初期教育制度と保育・教育自治論........................................................ 伊藤 良高

はじめに

1.     初期教育制度改革の展開と保育・教育施設

2.     保育・教育施設における保育・教育自治論

3.     保育・教育自治から見た保育・教育施設-制度・経営改革の構想

おわりに

コラム3:幼稚園、保育所と小学校との「接続期」カリキュラムは、就学の準備か?梨子 千代美

 

第3章  義務教育制度

第1節 義務教育諸学校の評価制度構築上の課題............................................ 窪田 眞二

はじめに

1.     なぜ、小学校・中学校の設置基準で学校評価が規定されたか?

2.     学校評価の制度はどのように作られていったか?

3.     学校評価ガイドラインはどのような役割を果たしているか?

4.     義務教育諸学校にとって学校評価は必要か?

5.     提言

第2節 義務教育段階における学校間連携・接続の課題と展望.................... 南部 初世

はじめに

1.     小中連携・一貫教育における論点

2.     地域との連携を基盤にした小中連携・一貫教育の事例分析

おわりに

第3節 周辺的成果からみた学校運営協議会の意義と課題............................ 佐藤 晴雄

はじめに

1.     創設過程から見たコミュニティ・スクールの意義

2.     学校運営協議会の諸活動

3.     学校運営協議会の活動と校長のコミュニティ・スクールに対する満足感

4.     学校運営協議会の権限外活動と校長の成果認識

まとめ-提言-

コラム4:学級規模縮小法案成立の一要因............................................................ 星野 真澄

 

第4章  後期中等教育制度

第1節 「最若年移行困難層」への支援制度の拡充........................................ 藤田 晃之

1.     第2期教育振興基本計画が示す教育改革の方向性と本提言の意図

2.     「最若年移行困難層」への支援制度の現状と課題

3.     サポステの活用を阻むもの

4.     サポステ制度に内在する課題

5.     提言

コラム5:米国のAVIDプログラム

―不利な状況にある生徒のための大学進学準備システム―...................... 福野 裕美

第2節 高校教育改革の展望................................................................................ 山崎 保寿

1.       後期中等教育の二面的性格

2.       中高一貫教育制度の設立とその特徴

3.       中高一貫教育校の校数増加と質的変化

4.       中高一貫教育校の展望と改革課題

5.       後期中等教育におけるキャリア教育

6.       キャリア教育推進の施策と経緯

7.       キャリア教育の展望と改革課題

第3節 適切なる「学習評価」と「グローバル人材育成」としての「学力向上」桑原 哲史

1.     はじめに

2.     新学習指導要領に伴う評価の見直し

3.     「学校評価」としての「学習評価」

4.     「学習評価」と「学力向上」及び「グローバル人材の育成」

5.     「学習評価」と「学力向上」

コラム6:「未履修問題」が現代の教育制度に問うもの...................................... 松原   悠

第4節 改革への見解と提言................................................................................ 亀井 浩明

1.     全般的な傾向から

2.     自民党政権での高校教教育改革から

3.     大学入試と高校教育から

4.     都立高校改革推進計画から

5.     校長会の見解から

6.     25年度文部科学関係予算から

7.     中央教育審議会答申から

8.     スーパー・グローバル・ハイスクールから

9.     総括的な《見解と提言》

コラム7:高校教育像の史的探究ノート................................................................ 大脇 康弘

 

〔附録〕日本教育制度学会20年の歩み

 

執筆者紹介(上巻)
清水 一彦  筑波大学 副学長
桑原 敏明  筑波大学 名誉教授
佐藤 修司  秋田大学教育文化学部 教授
半田 勝久  東京成徳大学子ども学部 准教授
池田 賢市  中央大学文学部 教授
澤田 裕之  国際学院埼玉短期大学 講師
秋川 陽一  福山市立大学教育学部 教授
藤井 穂高  筑波大学人間系 教授
伊藤 良高  熊本学園大学社会福祉学部子ども家庭福祉学科 教授
梨子 千代美 彰栄保育福祉専門学校 非常勤講師
窪田 眞二  筑波大学人間系 教授
南部 初世  名古屋大学大学院教育発達科学研究科 教授
佐藤 晴雄  日本大学文理学部教育学科 教授
星野 真澄  筑波大学大学院人間総合科学研究科 院生
藤田 晃之  筑波大学人間系 教授
福野 裕美  岡山学院大学食物栄養学科 助教
山崎 保寿  静岡大学大学院教育学研究科 教授
桑原 哲史  東京都立南平高等学校化学科 教諭
松原 悠   筑波大学大学院人間総合科学研究科 院生
亀井 浩明  帝京大学 名誉教授

大脇 康弘  大阪教育大学教育学部 教授

【下巻】
 

はじめに.................................................................................................................... 清水 一彦

 

第5章  高等教育の革新と質保証

第1節 大学単位制度の再構築............................................................................ 清水 一彦

1.     単位制度の成立と特質―基本原理・原則―

2.     わが国における単位制度の基本構造の確立

3.     「大学設置基準」の制定と単位制度の変遷

4.     単位制度の改革提言

コラム8:中国の高等教育機関の財務はどのように変わるのか

―新たな「高等教育機関財務制度」から―................................................. 黄   海玉

第2節 学修評価制度の改革提言........................................................................ 山田 礼子

1.     世界における高等教育の質保証の動向

2.     日本における高等教育の質保証をめぐる動向

3.     学習成果評価の代表的枠組み

4.     アセスメントを巡る議論

5.     学習成果評価のマネジメントに向けての改革提言

コラム9:大学評価は大学を変えられるのか........................................................ 和賀   崇

第3節 学習支援に関する政策提言................................................................ 溝上 智恵子

1.     大学教育における質の向上と主体的な学び

2.     「主体的な学び」と「学習支援」の概念

3.     学習支援をめぐる各国の特徴

4.     学習支援策としての学習空間の構築

5.     学習支援への提言

コラム10:シンガポールの大学教育制度が与える日本への示唆...................... 戸田 千速

 

第6章  教員制度

第1節 教員制度改革の争点と展望 ―教員評価の問題を中心に―.............. 山下 晃一

はじめに

1.     教員評価をめぐる問題状況

2.     教育における責務の本質と評価

3.     教員評価制度の社会的位相

4.     教員-社会間の“相互調整”へ

おわりに

第2節 対保護者トラブルに遭遇する教職員への支援体制の現状と課題小野田 正利

1.     学校問題にラインナップされた保護者対応問題

2.     第1次「提言集」から11年

3.     当初は訝られたが、事実が証明した

4.     学校問題解決支援チームの設置

5.     解決が難しいケースがある

6.     教育サービスの特殊性と苦悩

7.     目の前30センチの「敵」

8.     増えるクレームと向き合う覚悟

コラム11:スクールリーダー・フォーラム(SLF)の挑戦

―教師教育のネットワークづくり―.............................................................. 大脇 康弘

 

第7章  専門教育・生涯教育制度

第1節 専門職制の強化と市民協働.................................................................... 泉山 靖人

1.     問題の所在

2.     図書館における高度化の要請と市民協働

3.     提言―専門職と市民の協働に向けて―

第2節 生涯教育施策の課題と展望.................................................................... 背戸 博史

1.     本稿の課題

2.     生涯教育概念の登場と日本への導入

3.     生涯教育概念の転換

4.     自治体における生涯教育施策の現状

5.     展望

第3節 生涯学習社会の構築の再検討............................................................ 吉原 美那子

はじめに―日本の生涯教育・生涯学習政策の盲点―

1.     欧州の生涯学習政策をみる視座

2.     欧州の学びのシステムの組み直し その1―戦略の転換―

3.     欧州の学びのシステムの組み直し その2―学びの質の転換と資格の共通化―

4.     日本の生涯学習政策が目指す方向性と提言

おわりに

コラム12:ドイツの市民大学(Volkshochschule)の現在

―学校修了資格取得の多様なチャンス......................................................... 荒川 麻里

 

第8章  看護教育・福祉教育制度

第1節 看護養成機関の多様性とカリキュラム............................................ 佐々木 幾美

はじめに

1.     看護教育制度

2.     看護学教育の大学化

3.     大学における看護専門職養成の二元性

4.     今後の課題

第2節 看護・医療・福祉職の資格制度と専門職性中嶋 一恵/大町 いづみ/楠木 伊津美

  はじめに

1.     看護・医療・福祉職の専門職性とは

2.     看護・医療・福祉職の専門職性とその養成

3.     専門職養成にみられる課題

第3節 「健康権」を保障する看護・福祉教育制度の意義と課題髙瀬  淳/住岡 敏弘

1.     保健・医療・福祉専門職が目指すべき姿

2.     国際社会における「健康権」概念の発展

3.     看護・福祉教育制度の意義と課題

コラム13:徴兵制からボランティア制度へ―ドイツの福祉教育はどう変わる?荒川 麻里

 

第9章  教育経営・行政制度

第1節 学校教育の法化現象とスクール・コンプライアンス........................ 坂田   仰

問題の所在

1.     学校、家庭、地域社会の連携

2.     学校教育の法化現象

3.     権利衝突の場としての学校

4.     まとめに代えて・・・道標としての教育法規

第2節 現代資本主義国家における教育行政とその改革................................ 中嶋 哲彦

はじめに

1.     教育行政をどう捉えるか

2.     新自由主義改革下の教育と教育行政

3.     公教育管理業務の再構築としての教育行政変革

第3節 学校改善に向けた学校支援制度の構築............................................ 福本 みちよ

はじめに

1.     学校改善に向けた学校支援とは

2.     学校評価結果に連動した学校支援

3.     学校支援制度の事例

4.     提言―効果的な学校支援制度構築に向けて―

コラム14:アメリカ連邦政府による教育政策普及の実態.................................. 吉田 武大


執筆者紹介(下巻)
清水 一彦  筑波大学 副学長
黄 海玉   筑波大学大学院人間総合科学研究科 院生
山田 礼子  同志社大学社会学部教育文化学科 教授
和賀 崇   岡山大学教育開発センター 准教授
溝上 智恵子 筑波大学図書館情報メディア系 教授
戸田 千速  前東京大学大学院 院生
山下 晃一  神戸大学大学院人間発達環境学研究科 准教授
小野田 正利  大阪大学大学院人間科学研究科 教授
大脇 康弘  大阪教育大学教育学部 教授
泉山 靖人  東北大学大学院教育情報学研究部 助教
背戸 博史  琉球大学生涯学習教育研究センター 教授
吉原 美那子 高崎経済大学地域政策学部地域づくり学科 准教授
荒川 麻里  筑波大学人間系 助教
佐々木 幾美 日本赤十字看護大学看護学部 教授
中嶋 一恵  長崎女子短期大学幼児教育学科 准教授
大町 いづみ 長崎大学医学部保健学科 講師
楠木 伊津美 神奈川工科大学応用バイオ科学部栄養生命科学科 助教
髙瀬 淳   岡山大学大学院教育学研究科教職実践専攻 准教授
住岡 敏弘  宮崎公立大学人文学部国際文化学科 准教授
坂田 仰   日本女子大学教職教育開発センター 教授
中嶋 哲彦  名古屋大学大学院教育発達科学研究科 教授
福本 みちよ 東京学芸大学教職大学院 准教授
吉田 武大  関西国際大学教育学部 准教授

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